メルズーガから夜行長距離バスに乗り込んた私たち。
特に、どこで止まってトイレ休憩があるとかの案内が全くない為、トイレの事は考えないようにしてた私。
でも、意外とバス停留所みたいな所で止まってくれるので心配するほどでもなかったかなー。
けど、バスが人数確認もせずに行ってしまうと大変なので、バスチケットを売ってくれる人に、必ずトイレ行ってくる!って告げる心配性の私・・・ウフフン。
だけど、トドラ渓谷のどの辺りか・・・
ものすごく寒い停留所で、大賑わいの屋台村みたいなところがあって、みなさんそこでゆっくりご飯を食べてました。
知らないから、バスの中でボーーッと待ってたのが損した気分。
ただし、この時の所持金が驚くほどなかったので、ご飯も買えなかったかなー。
約13時間、バスに揺られて戻ったマラケシュの朝。
一番初めに声を掛けてきたタクシーのおじさんと交渉して、タクシーに乗り込むことに・・!と思ったら、タクシーじゃなかった!!
小型のトラックみたいなのに、ヨッコイショって乗らされて周りの車やバイクの人たちから丸見えの大爆笑。
排気ガス臭くて参ったけど、朝から面白すぎて、こんなサプライズタクシーに嬉しくなっちゃった。
日本じゃ経験できないもんね、感謝だわ!
そして、クタクタの汗だらけの身体を清めに?モロッコのスパ『ハマム』を体験してきました。
初めに、スチームルームへ案内されて、そこで皮膚の老廃物を浮かせてくれるらしいブラックソープ等を塗ってくれて、いい頃合に垢すりをしてくれます。
そりゃ、サハラ帰りの私の身体はスタッフの人も驚くぐらいの垢の塊が出てたはず。
普通の日本人ではありえない量だろうから、サハラ帰りですよって言い訳したくなったけど・・・
そして個室ではオルガンオイルで全身のマッサージ。
疲れで爆睡したので、エステティシャンに笑われた。
その後は、素敵な内装のお部屋で寛ぎながら、お菓子やミントティーや絞りたてオレンジジュースをいただきながらリラックス。
ヨーロッパの人たちが、休暇でモロッコへ来る理由がわかる気がするな。
ちょっとセレブ気分を味わった時間でした。
が!私達には時間がないー。
この日の夕方の飛行機でパリへ飛ぶため、お昼ご飯も食べずに残り3時間をお土産の買い物で費やしました。
何せ、一つ買うのにも交渉交渉なので、時間が足らないのよね。
素敵なモロッコ土産は、旅最後のブログでご紹介しますね。
House13のリヤドからタクシーに乗り込んで、マラケシュ空港へ。
マラケシュからパリへの飛行機旅。
パリに到着は夜の23時。
飛行機の中では、パリではあそこに行って、あれを食べて、あれを買って!って大騒ぎ。
どこに居ても、全力で楽しんでる感じだったこの旅行。
続きはパリ旅へ!
嵐の夜明けは、空気が冷たくって気持ちも身体もシャキンとします。
アウトドアな朝ごはんを済ませて、慌しく出発。
昨晩、暗闇の中で作ったラクダの折り紙で作った暖簾?をプレゼントしてメルズーガのお家へ弾丸で戻ります。
前日、一滴の水もなかった場所が昨晩の嵐で川が出来てて驚いた!
一晩でこれなら、雨季になったらゴーゴー広い川になるのかしら??
雨降って地固まるとは砂漠も同じ、さらさらの砂が程よく固まり、歩きやすくなっていて、ラクダの背中でお尻が痛くなったから30分以上も自分の足で歩かせてもらいました。
が、途中でまた雨。
昨日、あれだけ暑かったのに、雨に降られて寒さで震えるぐらい。
お昼頃に到着して、町周辺の観光に連れてってもらいました。
フラミンゴの湖(乾期なのでカッラカラ)、火山跡を観にいったり、民族音楽で踊ったり、現地のお家や畑を見せてもらったり、絨毯やさんに行ったりと、大忙し。
楽しい事が盛りだくさん。
もっとゆっくり過ごしたかったけれど、帰りの長距離バスの時間が迫っていて、案内してくれたハサンさん達にサヨナラしました。
さぁ。
バスで10時間近く掛けてマラケシュの町へ帰ります!
この旅が始まってから、爆睡の毎夜。
朝、案内人のハサンさんに起こしてもらって、日の出を待ちます。
それぞれ、私達は思い思いの場所を目指して歩き始めました。
それはそれは・・・寝起きに空腹にこの運動。
砂漠の砂は、噂に聞いてたけど本当にさらさらで、足を踏ん張れないのでなかなか前に進めない。
ハサンさんたちは、何事もないよにスイスイと歩きます。
不思議ー。
そして、本当にステキな日の出を静寂と赤い砂と自分の呼吸で迎えました。
感想なんてありません。
同じ地球上に、こんな景色が毎日毎日、当たり前のように迎えられ閉じていく。
未だに、何にも言葉に出来ない景色を体中で受け止めるのが精一杯だったのかもしれません。
ステキな時間だったな。ゆっくりな時間だったな。
さて、テントに戻ると、これまた素敵な朝ごはん。
チョコレートミルクに暖かいパンにヨーグルトにオリーブに玉子焼きに。
モリモリ食べて、暑くなる前に出発!
今度は、アルジェリアまで10kmと言う位置にあるブラックデザートへ。
さすがに、お日様が高くなると暑い。
いや、もう暑くて、そしてラクダの背中でお尻が痛い。
ラクダはね、まるでロデオマシーンに乗っているかのよう。
腹筋背筋太ももの筋肉が・・・・。
それでも、また寝てしまう私。
お疲れです。
途中、ラクダを降りて歩かせてくれたり、もちろん水分補給も。
ゆられて4時間ぐらい?
やっと見えたアルジェリアとブラックデザートにあるお家。
着いてすぐに、モロカンサラダのお昼ご飯を頂きました。
あーこれまた美味しいんだ。
ココに来て食欲がなくなるって事がなかった私は偉い。
そこが、少し心配だったけど、人間やれば出来るのです。
暑いから、お家の中でお水飲んでみんなで談笑。
現地の人ともボディーランゲージを駆使して会話したり、ヘナタトゥをしてもらったり、写真撮ったり。
周りには何にもない所。
彼らのシンプルな生活のほんの一部を体験させてもらって、いかに自分の住んでいる日本という世界にどっぷり浸かってたのかを感じずには居られなかった。
それはそれでいいのですよ、きっと。
でも、こうして知ることが出来る幸せを、何かに還元するべきなんだとも思うんだな。
上手に言えないし、大した事できないけどね。
そして、今晩も星空の下で寝れるのかな?なんてワクワクしてた夕方・・・
何か雲行きが怪しい。
ピカピカと稲妻。激しくなる砂風。雨・・・土砂降りに。
砂漠に雨とは、さすが雨女。どころでなく、本当に嵐が来たのです。
外で寝る所か、お家の中に居ても頭から砂がさらさら落ちてくるほど。
でも、ある意味、貴重な体験。
みんなが一緒だから恐くなかったし、逆に色々な景色に変わっていくのを見れて、本当に自然の恵みなのだと思いました。
さて、少しジャリってするクスクスのご飯を食べて、8時ぐらいには就寝時間。
すぐに寝れないし、みんなでお礼に折り紙でラクダを沢山折って置き土産をサクサクと夢中で作りました。
真っ暗の中、懐中電灯の光だけでね。
それも楽しい思い出です。
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